12月の読書メーター読んだ本の数:3
読んだページ数:1341
ナイス数:21
みかづき (集英社文庫)の
感想久しぶりに読むのが止まらない本に出会えた。経済的な理由から塾に通うことさえできない子どもたちの救いのヒントにもなり得る最終章。吾郎と千秋の正反対の性格の長い長い付き合いと別離と。引き継がれる血と血のつながりを超えたつながりと。自分の今後の生きかたにも啓示を与えてくれるような箇所が何十箇所もあった。
読了日:12月29日 著者:
森 絵都破戒 (新潮文庫)の
感想差別する心が誰にでもある可能性を否定できない。もしそれを理性と品格で包み隠してもそれは差別感情ゼロとは言えない。でも、相手を知ることで差別感情も薄れるのではないか。だけど相手を知った上で素性や経歴に関係なく悪い感情が起きたらそれは差別とは言わないのだろうか。だからとりあえず表面上仲良くすればよいのか。人間の心の奥底までは縛れないから。差別する人に差別するなと言うのは簡単だけど心の中まで変えることは難しい。日頃の生活に照らし合わせながらそんな事を考えた。どの事象にも当てはまる普遍性のあるテーマだと感じた。
読了日:12月22日 著者:
島崎 藤村成熟脳: 脳の本番は56歳から始まる (新潮文庫)の
感想56歳までは脳が進化していき、その後は味わい深くなるというようなとらえ方がとても救いになる本だった。祈りのポーズが実は体のバランスを取るものだとか。摂理の不思議を思った。夫婦の行き違いの原因と対策が面白い。実践したら結構うまくいったから楽しかった。笑。
読了日:12月02日 著者:
黒川 伊保子