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第37回 京の夏の旅 京都文化財特別公開 

(洋館)
第37回 京の夏の旅 京都文化財特別公開 _a0060612_1853573.jpg
京都で行われている夏の京都特別展「木島櫻谷旧宅公開」に行きました。


木島櫻谷は
京都の日本画家だった人で夫の遠い遠い親戚にあたる方です。

だからなに?って感じですね。

だって、結局わたしとはかなり遠い遠い関係の方ですから。


でも、ご縁があるのでご紹介します。



思っていた以上にお客さんが多かったです。


木島櫻谷について・・・

日本画の評価が高く、展覧会で何度も入選するなど
認められた方だったそうです。


なのに
政治力がなく人付き合いが苦手な人だったので
晩年は有名になれず。事故で亡くなったとか。


その話を聞いて
切ないような、
でも、そういう生き方もありだよなあ・・・
というような気持ちになりました。


暑い京都なのですが旧宅の日本家屋に吹き抜ける風は意外にさわやかでした。



大正2年に建てられた建物は、和館・洋館・画室からなり、いずれも国の登録有形文化財に指定されている



とのことです。



また、
洋館のほうに行くと細部に凝ったデザインの建築が見られ、
しろうとの私が見ても予想以上に楽しめました。


観光ガイドの方が詳しく説明してくださったおかげだと思います。



ここを運営しているのが親戚の方ですが、
かなり情熱をこめて、
この旧宅や絵をのこしていきたいという思いを語ってくれました。


遠い遠い遠い親戚(もしかして親戚でないぐらい遠いかも爆)。
説明を聞いても覚えられないぐらい。
木島櫻谷さんの奥さんのおいっこのこどものなんとかなんとか・・・??ちんぷんかんぷん。




だけど
「このイベントを企画する前にくよくよ悩んでいたことも、一歩踏み出すことでいろいろな方とのつながりができてきた。だからご縁をだいじにしたい。」
とおっしゃって私たち家族に、

とても熱をもって接して下ださったのが伝わってきたんです。


ほんとうに(法事のついでに)軽い気持ちで訪ねたのです。
まさかご自宅にあげていただくとも思っていませんでした。
だから手土産だって持参してなかったほどですから。


この出会いに感謝。


そして、だから、思わずご紹介。↓




公開は9月30日まで。金土日のみ。


遠い暑い京都なので「行ってください」と気安くおすすめすめすることはできません。

だけど、木島櫻谷という名前を心のすみにとどめていただけたら幸いだな・・・と思い記事にします。

それほどに、管理しているK氏ご夫妻の熱意が私に感染したんだと思います。



この熱意はどこから来るのかな。


不器用な生き方をした画家を蘇らせたいという気持ちなのかな?

それよりも
人と人とのつながりを大事にしたいという気持ちがあるのかな。







第37回 京の夏の旅 京都文化財特別公開 櫻谷文庫(おうこくぶんこ) 木島櫻谷旧宅(このしまおうこくきゅうたく)

9月30日で公開が終わるそうです。




(和館)
第37回 京の夏の旅 京都文化財特別公開 _a0060612_1853549.jpg



追伸・・・今、奥にあるアトリエ公開に向けて動いているそうです。これだけ広いアトリエは日本でも珍しいらしいです。
第37回 京の夏の旅 京都文化財特別公開 _a0060612_2372389.jpg

by nanaco-bookworm | 2012-08-25 18:53 | 人と人とのつながりについて | Comments(0)

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