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キャンパスツアー

孫がどんな大学にどんな電車で通っているのか

ぜひ見てみたいという母の願いもあり

母と二人でキャンパスツアーなるものに参加してきた。


緑や紅葉の木々、

学生達が数人ずつ語り合いながら歩く小道などに


自分の青春時代を重ねて思い出しながらの見学。

たくさんの施設や建物を順に巡りながらの解説。


一番心に残ったのは

ボランティアでガイドしていた2年生の学生の方の言葉です。


この方は自己紹介で

「僕は日本文学が好きで読みふけっていたら、そのうちに日本文学の作家達がフランス文学の影響を受けているのを知り、日本の作家達に影響を与えたフランス文学とは?というのを学びたくてフランス文学科を選びました。」


と言っていました。

私は本が好きなのに
そんなこと(超恥ずかしながら)全然知らなかったので

「フランス文学か~、今まで敬遠していたけど少しは気にして読んでみようかな」

と言う気持ちにさせてもらえました。



その後

図書館の説明をその学生の方が話された

「入学して、書庫にある、はるかかなたまで広がるかのような本棚を見てわくわくしました。」
という言葉に

すご~~く共感してしましました。

「それなら私も、その書庫を見学した~い」

と思ったもののそれは公開しておらず無理なようでした。

最後に

「これらの本を恥から全部読見たいと思って電卓で計算したら全部読み尽くすには、6千何年かかることがわかりました。」

とのこと。


死ぬまでにはとうてい全ての本を読み尽くすことはできないことを
前からわかっていました。


でも、数字で知らされたので
心に残っています。

それにしても6千何年と言う数字に、ビックリしました。


人の一生は短いけれど

できるだけ沢山の心をふるわせてくれる本に出会いたいな・・・


と、本来のキャンパスツアーの趣旨とは異なる部分で

印象に残った90分でした。


母は、「この道をこうやって○○○(←娘の名前)は通っているんだねえ」
「○○○は幸せだねえ」

と感慨深そうだったので

連れて来られてよかったです。




帰りは娘おすすめの定食屋さんで鯖のみそ煮を頂きました。
これまた美味しかったです。


入学を喜んでいた父の遺影に
お土産を買って帰り報告も忘れずにしました。

きっと天国で

「それは良かった」と言ってくれていると思います。
by nanaco-bookworm | 2009-11-01 14:02 | 大学生の娘 | Trackback | Comments(0)

日々の生活で感じたことや読んだ本のことなどを書いています。コメントもいただけると嬉しいです。


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