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本が読み終わらない。

読みかけの本が沢山あるが
最近全然読み終わらない。

この前クラス会で渋谷に行ったとき
電車で久しぶりに集中して読み進んだのが
「ワイルドスワン」の中巻。

でも
内容が私にとっては重く
じっくり咀嚼したり
ぼんやり考えたりしながら読むので
すぐ疲れてしまう。
だから進むのが遅いのだ。

中国の祖母母娘三代の物語(実話)。

高校時代、
歴史の授業では
あまり中国の現代史は教われなかった。
(もしかしたら私がぼんやりして聞いていなかっただけかも?)


でも
これを読むと
纏足の時代の女の人のこと。
満州国の時代。
その後、今読んでいる毛沢東の時代。
がよくわかる。

文化大革命のさなかに
当事者として巻き込まれ翻弄されていた著者。
彼女の歩んだ人生は
本当にすさまじく悲惨でもある。
テレビでやっている
「人生波瀾万丈」どころではない。

私と何十歳も年が離れていないというのに
全然違う。



お父さんが思想統制を受けて
弾圧に苦しんだり。
暴力を受けたり
飢えに苦しんだり。。。


毛沢東を無理に尊敬させたりしていた事実は
戦争中の「天皇は神様だ」と教え込まれた日本の時代と同じだ。

人間が
考える自由を奪われることほど
惨めで苦しくて危険なことはないと思う。


日本が
高度経済成長で私がのんきに育っていた頃
中国はこんな風だったんだ。


小さいころ良くニュースで聞いた
毛沢東、周恩来、江青女史、文化大革命・・・
ってそういういことだったんだ。

と衝撃を受けるばかり。

一般常識なのかもしれないが
とにかく私は初めて知ることばかり。


下巻まで読むことによって
この著者の現在までの歴史を
時間はかかってもいいから
見届けたいと思う。

いきなり平和な話しですが
明朝は、ブラジル戦なので
娘はもう寝る用意をしている。
私も早起きして
見ながらお弁当を作ろうかな。
by nanaco-bookworm | 2006-06-22 20:59 | 読書 | Trackback | Comments(0)

日々の生活で感じたことや読んだ本のことなどを書いています。コメントもいただけると嬉しいです。


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