映画「しゃぼん玉」

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先週の日曜日、乃南アサさん原作の映画「しゃぼん玉」をシネスイッチ銀座に観に行った。

市原悦子さんと林遣都さんがとても良い演技をなさっていた。

原作本を読んでから行ったのだが原作に忠実に作られていた。


罪を犯し荒みきっていた野良猫のような青年が

あるご縁で出会ったおばあちゃんとの出会いをきっかけに
癒され、ふつうの心をもてるようになっていく。


ただそれだけといえばそれだけなのに 多分原作がていねいに描かれているせいか映画も断然いい。

私の両親の実家は農家だったから今もそうだが仏壇がありその横に古〜い箪笥が置いてある。映画の一場面のその部屋が私の両親の実家にそっくりだった。

出てくるお料理はみんな素朴で気取りのない田舎料理。
そこでの会話はいつもおばちゃんやおじちゃんからの「〇〇ちゃん(私の名前かっ大きくなったねえ」というせりふと「これ食べなー」と言うあったかい言葉。そんな私の原風景をも思い出させてくれた。


宮崎の風景もとてもあたたかく懐かしい。
こういう感じ今私の周りにはないなぁ。なくしてしまった世界だなぁ。

だけど、こういうものが人をまっとうにしてゆくのだろうな。

いずみはシゲジイに毎朝叩き起こされて筋肉痛になりながらも山に仕事を手伝いに行く。

帰ったらばあちゃんの美味しい料理と熱い風呂が待っている。


そんなあたたかさを知らないで育っている子が荒んで行くのは当然の成り行きではないだろうか。


私の身近な子どもたちに私はどれだけあったかい受容的な言葉をかけている?どれだけばあちゃんのような接しかたができてる?突きつけられる気がした。

すごくいい映画だった。

市原悦子さんは千葉県でも有数の進学校千葉高校ご出身と聞いたことがあり、母と同世代でもありとても好きな女優さんだ。

映画を撮り終えたあと体調を崩されているそうだ。

命と体をはって作られた映画なんだと思う。

少しでも体調が回復されますように。

ばあちゃんの息子役の相島一之さんは立教大学の劇団テアトルジュンヌご出身だそうです。初めて知りました。




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by nanaco-bookworm | 2017-03-20 20:17 | ドラマ・映画・テレビ・演劇 | Trackback | Comments(0)