12月に読んだ本

鹿の王、読み応えがあり、最初はなかなか入っていけなかったけど、いざ読み終えると、そのハンパない充実感からこの本が凄い本だったと気づく。例え読みづらくても、読めたことに微塵の後悔もない。面白かった。医学書と哲学書と歴史書をファンタジーでまとめてある深い物語だった。レビューに多く書かれているように、獣の奏者のような読みやすさはなかった。でもそれについては、あとがきで上橋菜穂子さんも書かれていて、書き終えられるかどうか途中挫折しかけていたそうだ。

更年期にさしかかり、ご自身の体も壮年期を過ぎ、親御さんも老いていく、まさに私と同世代だからこそ、私はおもしろく読めた。

歯ごたえはありすぎて、読むのに時間はかかりエネルギーが要るから、土日のみに読み進めた。

2016年12月の読書メーター
読んだ本の数:1冊
読んだページ数:560ページ
ナイス数:27ナイス

鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐感想
読み終えて数日は鹿の王ロスになり、他のどの本も下らなく思え手に取れなかった。人は自らの体内に国をもつ。侵略者と侵略された者の駆け引き。全ての者が利を得る方法とは。子は親とは別の生き物であり、原始から今までぴったり同じ命はひとつとしてない。予防注射の意味。使命を果たす才のある者がその使命を果たせば良い。などなど深く考えさせてくれる重厚な本だった。読後、数日を経てやっと次の本を読み始めている。下らない本とか決めつけてはいけない、どの本にも命がある、そう思えるようになった所だ。
読了日:12月28日 著者:上橋菜穂子

読書メーター
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by nanaco-bookworm | 2017-01-01 15:05 | 読書 | Trackback | Comments(0)