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解錠師 ~読み途中~

出かけた時の

往復の電車での読書は今「解錠師」という、「このミス」に入った本を読んでいます。


アマゾンか何かの書評を読んだら良い評価もある一方あまりよくない評価もあり、

買ったあとにそれに気付き、不安に思いながら読み始めました。

だけど私は、けっこうこのお話好きだなあ、けっこう私のツボにはまる。

と思いながら読みすすめています。



文庫本なので持ち運びしやすいし

本を開くのに

気が進まないということがあまりなくて

電車でも
ついふと本を開いてしまいます。


緘黙の主人公は

鍵を開ける天才的な能力があります。(外側から見たら、彼は犯罪者つまり不法侵入者ということになるのですが)

なぜ彼が緘黙になったのか。

まだ読み途中なので謎です。


金庫破りや
よその家の鍵をピッキングで開けようと挑戦するときの描写には
緊迫感があります。


そこに
アメリアとの出会いも絡んでいるので
物語が、より重層的で楽しいです。

しゃべることのできない主人公の視点で

周囲の人間観察をしているときの内面の声を書いてあります。






今日読んだ中には

主人公マイクルの心の声として
「喋らない自分がいかに忍耐強いか」
とつぶやいている、という場面がありました。






喋らないでいることがいかに相手を理解することにつながるか、考えさせられます。


わたし自身がおしゃべりで自分のことばかり喋ってしまう自己中心的なところがあるように思えるので


「喋らないでがまんする。相手に徹底して聴く耳をもつ」

ということの必要性が
この小説を読むことによって
じわじわと伝わってきます。


この本は、takeさんからのご紹介で興味をもった本です。


このミスでも海外部門で入賞していました。


今日のこの記事を、takeさんがご覧になっているかどうかちょっとよくわからないけど、
もしご覧になっていたら
takeさん、感謝申し上げます。
Commented by take9296 at 2013-06-30 13:28 x
ご無沙汰しております。
久しぶりにこちらを拝見しています。昨日は休日出勤でした。なるべく土日は休みたいのですが、なかなかそうもいかないのが現実。でもうちのボスは「休める時は休みなさい」という持論なので、本当に助かっています。この時期は泳げない子を泳げるようにするため、どの学年の水泳の授業にも入っています。「校長先生は?」という皆さんの質問に「プールです」と答えると、「あー、なるほど」という反応。区内でも有名なのだそうです。それはさておき。「解錠師」をお読みいただいているとはうれしい限り。作家のスティーヴン・ハミルトンは、以前、私立探偵のシリーズが日本でも紹介されていましたが、この作品で復活しました。私の場合、翻訳ものは日本の作品よりもエネルギーを必要とするので、最近はなかなか読めません。
Commented by nanaco-bookworm at 2013-06-30 23:24 x
takeさんご無事でなにより。最近、あまりコメントをいただかないので、きっと新しい職種がかなりご負担なのでは?とか、お体こわしていないでしょうね?とか夫と心配しておりました。

よい上司の方に恵まれたとのこと、少しの救いになりますね。

Commented by nanaco-bookworm at 2013-06-30 23:25 x
takeさん続きです。夫は、今まで私の分野とは別の分野の子どもたちの学校を転々としてきました。だから、今回初めて私と同じ種類の学校の勤務での仕事。

本当に、この仕事は、どうでもいいような仕事が多くて、やってもやってもやても終わらないと嘆いていました。肝心の一番だいじな仕事をする時間(保護者やこども、職員の心のケアなどです。)が取れないと嘆いていました。takeさんもなるべく早く(無理な注文とは思いますが)退勤してくださいね。健康第一ですよ~。←ひとのこといえない私ですが。


Commented by nanaco-bookworm at 2013-06-30 23:26 x
takeさん、だらだら長い文でごめんなさい。つづきです。

さて、解錠師・・・昨日読み終わりました。たしかに翻訳者は読むのにエネルギーがいりますね。ミシガン州とかオハイオ州とかが出てきても土地勘がないのでイメージがわかず。


池袋ウエストゲートパークだったら、もう土地勘ばっちりなのですけれどね。西口と東口と言われただけでぱーーっとイメージ浮かぶし《笑》


また、この小説は、時代が行ったり来たりしているので何度も読み返しました。

あとは登場人物が多いと名前も覚えにくいです。

だけど、それでもなお、この本は、読書の楽しみを味わわせてくれましたよ。

なんででしょうね?アメリアとマイクルのやりとりがいいのかな。あとは、金庫破りがうまく成功するかどうかハラハラするところ。そして、なぜマイクルが喋れなくなったのか、その謎を知りたいがために最後まで読んだというのもあります。

そしてちょっと残酷なシーンが多かったのは誤算でつらかったですが、最後は一応ハッピーエンド的な終わり方だったのでよかったです。

ご紹介くださりありがとうございました
Commented by take9296 at 2013-07-01 22:49 x
ご丁寧なお返事、ありがとうございました。
池袋西口と東口は土地勘があるので、よく分かります。でも残念ながら「池袋ウェスト・・」を読んだことはありません。ドラマも観ていないし・・・。

前の方のブログを眺めていたら、映画「藁の楯」についてのコメントがあり、驚きました。私は以前に原作の小説を読んだことがあります。きっかけの新聞広告の設定があり得ないと思ってしまい、映画は観ませんでした(台湾でロケした新幹線はちょっと気になりましたが・・・)。活字では平気(読み飛ばすから)なのに、映像で血なまぐさいシーンを観るのは苦手です。子供と一緒に映画を観るようになってからは、ずっとそうです。

今日は、警察の方のお相手をしていて半日つぶれました。防犯ビデオのダビングやら、現場検証やら。都議会議員選挙の投票所になっていたのですが、どうもなりすまし投票をしたとんでもない方がいたのだとか。夕方はイチャモンをつける親の家に行って玄関先で謝ってきました。うーむ、これでいいのか、この仕事。
Commented by take9296 at 2013-07-01 22:55 x
昨日の書き込みで著者名を間違えていました。スティーヴ・ハミルトンが正しいです。失礼しました。
この仕事をしていてよいことが少なくとも一つはあります。それは、血圧が正常値に戻ったことです。もちろん薬は飲んでいますが、運動量が間違いなく増えたのが理由でしょうか。校舎内をあわただしく(走らずに)動き回っているからだったりして。
Commented by nanaco-bookworm at 2013-07-02 22:23
takeさん、著者名の訂正、了解です!毎日お疲れ様です。血圧が正常値に戻ったのはよかったですね。takeさんのお仕事や(私の担当の仕事もそうかもしれないけど)とにかく、体を張るから、健康にいいことは間違いないですね!!

藁の楯をお読みになっていたのですか。私ももし、原作を読んでいたら決して映画を見に行かなかっただろうなあと反省。でもまあ松嶋菜々子さんを応援する意味では、よかったと思います。本も映像も血なまぐさいシーンは本当に心が傷つきますね。あまりみない方が身のためですね。(わたしは、うっかり見てしまいましたが・・汗)

お仕事も本当にいろんなアクシデントが毎日起きますね。ひとつめにいただいたコメントは、結構、takeさんご本人を同定してしまう危険?性が高い気がしたので、私の勝手な判断であえて非公開のままにさせていただきました。よろしかったですよね・・・??

池袋ウエスト・・・は、私も一巻しか読んでません。池袋西口が舞台だからおもしろかったけど、何しろ読者層が超若いですものね!
Commented by nanaco-bookworm at 2013-07-06 20:43
takeさんこんばんは。

「リテラシー」という言葉、ここ数年よく聞く割にはきちんと調べたことなかったので思わずググってしまいました。勉強になります。ありがとうございます。
私のリテラシーはtakeさんに言う資格のあるほど大したものもないと思っています。

ブログをやる以上これからは、もっともっとリテラシーのこと、考えなくてはいけないな・・・と思うと当時に、考えすぎるとブログなんてこわくて書けなくなる・・・という複雑な気持ちです。《笑》

でも、こうして何年もブログを続けている私はある意味、やっぱり図々しいのだと思います。(汗)

「でもまあ、それもよし。」と自分を許すのが最近のマイブームなので、あまり卑下せず、でも驕らずにやっていきたいです!コメントのお返事になってなかったらごめんなさい。今日も明日も期末処理がんばりま~~~~す!
by nanaco-bookworm | 2013-06-15 20:23 | ミステリー | Trackback | Comments(8)

日々の生活で感じたことや読んだ本のことなどを書いています。コメントもいただけると嬉しいです。


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